
こんにちは、深文です。
夏至が過ぎて、これからぐんぐん暑くなります。
すでに湿気が増えてきて気だるさも増えてきましたが、
あなたはどうお過ごしでしょう??
深文は先日、実家の実家(鳥取県倉吉市)に帰ってきました。
実家は大阪なんですけど、両親と一緒に法事に参加するため。
車がないと不便な地域で、
ただ父はまだ調子が優れず長距離ドライブしんどいみたいなので、
ドライバー担当のつもりで帰省しました。
参加する理由はそんな感じだったし、
知らない親戚ばかりだったので隅っこでおとなしくしとくか~
って思ってたんですけど、
想像以上に気づきの多い帰省になりました。
私、血筋とか血縁ってものにあまり興味がなくて。
興味がないというのか、実感がないというのか。
「ふ~ん」ってちょっと冷めた風に感じてしまうところがあるのですが、
今回の法事に参加して「ご先祖さま」っていうものが少し理解できた気がしました。
親戚の齢90近くのおじさまが、趣味で家系図を作っているんですね。
作るために情報集めていることは知ってたし、がんばれ~って思ってたんですが、
そのひとまずの完成版がそのお家に飾られていたんです。
(まだまだ未完成だそうですが)
その中の末尾に、当たり前ですけど、私の名前もありました。
そこから遡り、ちょっと離れたところに今回の法事の方の名前がありました。
誰と誰がこういうつながりで、ここが兄弟で姉妹で親子で・・・
そして家主の方が仏壇に飾ってある一つの小さなお写真を引っ張り出してきて見せてくれました。
「君が生まれたのは、奇跡なんだよ。繋がってきて今、ここにいるんだよ。
なかなかこの写真も見られないだろうから、ぜひ見ていってね。」
小さくてモノクロのお写真には、綺麗な女性が写っていました。
仏壇やお写真や家系図。
あと和尚さんから
「最近は法事に5人くらい集まれば良い方なのに、今日は20名近く参加されていて。
本当に素晴らしいことです。
○○さんも喜んでおられるでしょうね。」
って言われるくらい集まりの良い法事、そして楽しく繰り広げられる会話。
私は別に何か視えるとかはないですけど、
それでもなんだか温かいものに包まれているような、
安心感というか嬉しい感覚を味わいました。
その後のお食事も美味しくて、周囲のおばさまたちとの会話も面白すぎて
終始笑っておしゃべりしていました。
なんとなくですけど、おばさまたちも少し寂しかったのかなって感じました。
倉吉は住みやすい町として紹介されることも多いですが、
それでも過疎化が進んでいる町。
子どもは都会の方で住んでいる方も多いそう(うちもそうですが)。
大きな家があっても、畑があっても、
自分は年を取ってしまって管理が大変だったり。
車の免許を返納しようか、でも車を手放したら病院行くのが大変だし・・・とか。
地方ならではのお悩みが聞かれて、なんか気持ちがグッと苦しくなりました。
私自身、ちょっと田舎で暮らしたい気持ちが湧いてきていたりもします。
でもまだ東京でやりたいことが残ってる気がするから
まだ東京にいるって今は思ってるんですけど、
なんとなく今回の帰省で親戚とかその土地とか、伝統とか。
そういうものも大切にしたい、可能な範囲でお手伝いできたらいいなって
思えることができるようになりました。
少しだけ大人になったのかもしれません。笑
数年後の私は何をしているか分からないけれど、
選択肢が一つ増えた、そんな帰省でした。
ではでは!
深文
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